毎日忙しく働いてるんじゃないかな?お疲れさま!
看護師のお給料は高いってよく聞く話だね。ほかの人はどれくらいのお給料をもらってるのか気になる所だけど、親しい中にも礼儀あり。知り合いの看護師であっても「お給料いくら?」なんて気軽に聞けないよね。
そんな時は看護師の給料事情について、ひなたがわかりやすくお伝えするよ。
- 看護師の平均年収はほかの職業の人と比べると比較的高め!?
- 看護師の中でも職場や働き方によって給料に差があるよ
- 今の年収が低いと感じるなら、給料アップさせる方法を試してみて
- 現状維持か年収アップさせるか、自分の気持ちと向き合ってみよう
看護師の平均年収はどれくらい?

さっそくだけど、看護師の平均年収はどれくらいだと思う?
令和6年賃金構造基本統計調査では、看護師の平均年収は519万7,000円だったよ*1。
でも、新人ナースから管理職の看護師まで含まれている(平均年齢41.2歳)から、実際には経験年数や働いている病院などによって看護師の年収はさまざま。
ただし、一般的なサービス職業従事者の平均年収は354万2,700円*1だから、世間でよく言われるように看護師の給料は比較的高めだといえるね。
5年目くらいの看護師の平均年収をもう少しみてみよう。
20〜29歳の看護師の平均月給は30万5,896円*2。年間賞与を月給の2ヶ月分とすると、平均年収はおよそ428万2544円ということになるよ。
職場や仕事の状況によっても年収が変わってくるから一概には言えないけど、この数字だけみると、相談者さんの年収は平均より少し低めなのかな。
看護師の平均年収を知って、どう思った?
「今の仕事に満足しているから、まぁいっか」って感じ?それとも、「毎日忙しく働いてるのに、平均より低いなんて信じられない」ってガッカリしてないかな?
当てはまるかも?看護師の給料に差が出る要因

看護師の平均年収を聞いて、モチベーションが低下してしまいそうなら、ちょっと待って!
同じ5年目の看護師でも、働いている病院の状況によって看護師の給料はバラバラ。
なぜ看護師の給料に大きく差があるのか、代表的な要因をみていこう。
- 夜勤手当
看護師の給料で、夜勤手当はかなりの比重を占めているんだよ。夜も眠い体にムチ打って働いてるんだから、夜勤の手当はしっかりもらいたいよね。
夜勤手当の平均支給額はこんな感じ。
- 2交代制:1回の平均手当額 11,368円 × 1ヶ月あたりの平均回数 4.9回 = 1ヶ月の夜勤手当 55,703円
- 3交代制:1回の平均手当額 準夜勤4,234円、深夜勤5,199円 × 1ヶ月あたりの平均回数 7.5回 = 1ヶ月の夜勤手当 35,374円 *3
夜勤手当が1回いくらか、夜勤が何回あるかによって、1ヶ月の夜勤手当は変わってくるね。
外来や内視鏡室、クリニックなど、夜勤のない職場で働いている人はそもそも夜勤手当はつかないから、病棟看護師と比べると年収は低くなるというわけだよ。
- 病院のある地域
あとね、病院のある地域によっても平均年収は違ってくるよ。


参考:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査」
看護師の平均年収が一番高いのは東京都で568万9千円。そして、一番低いのは鹿児島県で426万9千円だったよ*1。その差は142万円!地域によってかなり差があるね。
やっぱり首都圏や都市部では平均年収は高くて、地方は低くなる傾向にあるよ。
相談者さんがもし地方に住んでいるのであれば、首都圏に住んでいる看護師と年収を比べると自分の年収が低く感じるかもしれないね。でも、その地域で働いている会社員の平均年収と比べると、そこまで大きく差はないことが多いよ。
- 病院の規模
病院といっても大学病院のような大きい施設もあれば小規模の施設もあるね。病院の規模によっても看護師の平均年収が違ってくるよ。
たとえば、職員の人数別にみてみるとこんな感じ。
- 職員1000人以上の病院:看護師の平均年収 564万8400円
- 職員100人~999人の病院:看護師の平均年収 495万200円
- 職員1000人以上の病院:看護師の平均年収 459万6400円 *1
規模が大きい病院ほど高度な医療を行なっていて看護師の基本給が高かったり、残業代や手当などがしっかり支給されたりするから、年収は高くなりやすいよ。
看護師の年収アップしたいなら4つの方法を試してみて

看護師の年収は職場や働き方によって差が出やすいことがわかった?でも、どうにか年収を上げられないかとモヤモヤしてきてるかな?
それなら、看護師の年収をアップさせる方法があるよ!ぜひチェックしてみてね。
- 夜勤の回数を増やす
夜勤が苦にならないという人であれば、夜勤の回数を増やしてみるのがすぐに実行できる方法の一つ。
さっき夜勤手当について紹介したけど、2交代制なら1回あたりの夜勤手当額が平均11,368円*3と大きいから、今よりも月1〜2回増やすだけでも月給がだいぶ変わってくるよ。年収でみると、約13万円〜27万円アップ!
夜勤を頑張った分だけお給料が上がるから、仕事のモチベーションも高まるかも!?
- 看護師のスキルアップ資格を取得する
年収アップだけでなく看護師として高みを目指したいなら、スキルアップ資格を取得するのがおすすめ。
資格手当がついたり昇進しやすくなったりして、年収アップが期待できるよ。
たとえば1ヶ月あたりの資格手当は、専門看護師では平均11,279円、認定看護師では平均8,530円支給されるケースが多いみたい*4。
ただし、スキルアップ資格を取得するためには通学や受験費用がかかってしまったり、資格取得までに時間がかかったりするからよく検討してね。
- 副業・スキマバイトする
「少しでも収入をアップさせたい」「ほかの病院や施設をちょっと経験してみたい」という人なら、副業やスキマバイトをするのも一つの方法だよ。
最近では、看護師の間でも副業やスキマバイトの人気が高まっているみたい。看護師の単発・短時間のアルバイトは時給が高めに設定されているから、スキマ時間を効率よく使って収入アップにつなげられるよ。
ただし、今働いている病院によって副業できるか否かが決められているから注意してね。
副業が認められていないのに副業している事実がバレてしまうと、ペナルティが科せられることも。勤務先とのトラブルにならないように、あらかじめ就業規則を確認しておこう。
- 思い切って給料の高い職場に転職する
将来的に年収をアップさせたいということなら、給料が高い職場に思い切って転職するのが効率的な方法だよ。
「夜勤がつらい」「負担の大きい業務をこなしているのに給料が低い」と感じているなら、なおさら条件のいい職場に転職するのがいいかもしれないね。
看護師が求められる職場はたくさん。「日勤のみ」「残業ほぼなし」の働き方ができる職場もいろいろとあるし、さらに年収もアップできたら最高じゃない?仕事終わりの空いた時間を、自分磨きや趣味に費やすことができるかも!?
年収を現状維持させるか、さらにアップさせるかはあなた次第
どうだった?まとめると、今の年収をどう感じるかは、職場や働き方によっても違ってくるということ。
看護師の仕事で何を大切にしたいかは、その人次第。今の職場や働き方に満足しているなら、年収が多少低くても現状を変える必要はないんじゃないかな。でも、仕事や年収に満足できないのであれば、働き方を変えたり転職にチャレンジしたりしてみてもいいのかも。
たった一度しかない看護師ライフ、自分に合った方法でお金も時間も有意義に使っていこう!応援してるよ!
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数日~2ヶ月程度のお仕事なので、副業やブランクからの復職としても利用しやすいと看護師の間で評判が高まっているみたい。職場との相性や人間関係がよければ、そのまま常勤として働ける「お試し転職」として利用してもOK!
副業や転職先選びに失敗しないためにも、ぜひ活用してみてね。
出典:
*4 日本看護協会「2022年度 専門看護師・認知看護師に対する評価・処遇に関する調査報告書」