ひなたのワンポイントアドバイス

相談してくれてありがとう。看護師の仕事って緊張する場面が多いし、不規則勤務や肉体労働で疲れもたまるだろうし、本当に大変だよね!相談者さんの病棟は、急性期でサバサバした看護師さんが多いみたいだし、気を遣う場面も多いんじゃないかな?毎日お疲れさま!

ストレスとの付き合い方って難しいけど、少し工夫するだけで気持ちが楽になることも多いよ。役立ちそうな方法をいくつか紹介するから、ぜひ参考にしてね。

  • 間食は悪いことばかりじゃない!まずは罪悪感を抱くことをやめよう
  • 体によい食べもので体も心も満たそう
  • セロトニン乱れていない?整えることでメリットがたくさん
  • 「食べること」以外のストレス発散方法もいくつか持っておこう

自分を責めないで!間食は心の栄養

間食を控えたいのにダラダラと食べてしまって、「また食べ過ぎてしまった...」という罪悪感にかられてしまうって話してたね。

仕事の疲れやストレスがたまると、食に走ってしまう人は多いもの。でも、甘いものや間食は決して悪いことばかりではなくて、心の栄養になっているよ!だから、間食することで自分を責める必要はないんだよ。

それに、罪悪感を抱きながら食べると、満足感がなくなってしまって、またストレスがたまってしまい、その反動でさらに食べてしまうという悪循環に陥ってしまうことも。

間食するときは「おいしい」「食べてストレス発散できる」と感じながらぜひ食べてみて!その方が心を満たしてくれるはずだよ。

せっかく食べるなら体によいものをチョイスしよう

間食することを前向きに捉えられるようになったところで、もう少し心の栄養を高めるために大事なことをお伝えするよ。それは、体によい食べ物を食べるということ。

甘いものやスナック菓子を食べ過ぎてしまうと、血糖値が急激に上がった後に急降下してしまうよ。それが、イライラのもとになったり食欲が増してしまったりと悪循環になることも。

せっかく食べるなら体の栄養になるものをチョイスすると、少ない量で満足感が得られて、食べ過ぎを防げるんだって。

たとえば、タンパク質が豊富な豆類や豆乳は、基礎代謝がアップしたり女性ホルモンバランスを整えてくれたりする優れもの。ビタミンやミネラルが豊富なナッツ類は、髪や肌の美しさをキープするのに役立つので、美容を気にする女性にはおすすめだよ!

食欲を抑えてくれるカギ!? セロトニンを味方にしよう

それと、聞いたことがあると思うけど、幸せホルモンで知られる「セロトニン」をうまく整えると、食べ過ぎを防いでくれる効果があるよ。

セロトニンの働きの一つは、満腹中枢を刺激して食欲を抑えること。ただしストレスが溜まると、ノルアドレナリンやストレスホルモンのコルチゾールが分泌されてしまって、セロトニンの働きが抑制されてしまうんだって*1

それに、昼夜逆転の生活などはセロトニンの分泌を鈍らせてしまうんだよね。夜勤もある看護師の仕事では、ただでさえセロトニンの分泌が乱れやすいから、セロトニンを整えることを意識してみるとよいかも!

先程、食べもののことをお伝えしたんだけど、セロトニンの材料になる「トリプトファン」もとるといいよ。

トリプトファンは、豆腐・納豆・味噌・醤油といった大豆製品牛乳・バター・チーズ・ヨーグルトといった乳製品に豊富に含まれているよ。普段、こういった食材はどれくらい食べられているかな?トリプトファンは、体内で作り出せない栄養素なので食べ物から摂取することが大切だよ。

ぜひセロトニンの分泌を整えて、食べ過ぎ防止だけでなく幸せホルモンも高めちゃおう!

「食べること」以外のストレス発散方法を持っておこう

目に見えるところにお菓子が置いてあったり、ストレスを感じたら、すぐに食べ物に手が伸びていたりしないかな?ストレス発散方法が「食べること」だけになってしまっていると、どうしても間食が止められなくなってしまうかもしれないね。

ストレスの多い看護師の仕事を頑張っているからこそ、ぜひ自分なりのストレス発散方法をいくつか持っておくと気分転換しやすくなるよ!

以前から興味のあることや気になることはあるかな?音楽を聴いたり、映画を観たり...好きなことに熱中して楽しんでいると、ストレスから意識を離せるよ。

今のところ気になる趣味がないという方に、ひなたがおすすめしたいのはヨガ。ヨガなどの軽い運動は、こり固まった筋肉をほぐして血流を改善してくれるだけでなく、深い呼吸によって精神をリラックスさせてくれるよ。

自分が気持ちよく感じる程度に体を動かすことは、心が落ち着くので空腹感を抑えられたり睡眠の質もアップできたりしてメリットがたくさん!ヨガは、仕事終わりに疲れてしまった日でも、自宅でのんびりと体を動かせるので、忙しい看護師さんにピッタリだよ。

もちろんストレス発散方法はどんな形でもよいので、自分に合った方法をいくつか探してみてね。

いろいろとお伝えしたけど、食べ過ぎ防止の方法で役立ちそうなものがあったら、さっそく今日から試してみて!一歩ずつでもよくなる方向に進んでいくはずだよ。

出典:

*1 厚生労働省 e-ヘルスネット「セロトニン」