スマイリーのワンポイントアドバイス
- 30代から看護師を目指す人もいる!
- 看護師の臨床経験がなくても見つかる求人はある
- 復職支援サービスで自信を取り戻して!
- 給与は大丈夫?30代看護師の給与をあらかじめ確認しておこう
- 学びを続ける日々は体力勝負
30代から看護師を目指す人もいる!

景気に左右されない堅実な職業である看護師は、いつの時代も一定の人気があります。しかも看護師の国家試験に年齢制限はありません。何歳からでも受験は可能です。
2002年(平成14年)には703,913人だった看護師の人数は、20年後の2022年(令和4年)には1,311,687人と86.34%増加しており、高齢社会を迎えて看護師のニーズが高まっています。*1
社会人経験を積み、30代から看護師を目指す人もいます。あなたの場合は、看護師免許を取得しているけれど、一度も医療現場で看護業務に従事した経験がない「ペーパーナース」ということですね。
もう一度、看護師という職業に真剣に向き合いたいと思うのなら、医療現場へ戻るチャンスはありますよ。
看護師の臨床経験がなくても求人はある?
資格は持っているけれど、初めて現場に入るあなたが、すぐに1人で患者さんに対応する病棟などでの職場はハードルが高いかもしれません。
しかし、医療行為が全くない職場はありませんが、医療行為の少ない職場はあります。さらにペーパーナースには、できるだけ複数の看護師が在籍している職場がおすすめです。
例えば、「高齢者施設」の看護師の仕事は、バイタルサイン測定や服薬管理、薬の塗布、経管栄養処置などです。日中の勤務だけで良い「デイサービス」などは、介護度の低い利用者さんが多く、生活スタイルの変化も少ない勤務しやすい職場といえるでしょう。ただし、利用者さんの転倒や急変時には、唯一の医療職として判断を求められる場面もあります。
自宅で療養生活を送っている患者さんのもとへ浴槽を運び、入浴介助を行う「訪問入浴」も、高齢者施設同様に医療行為の少ない職場です。慣れるまで先輩看護師が同行してくれます。
治療を必要とする人がいない「健診センター」の看護師も人気です。問診や身体測定、バイタルサイン測定、診察の介助を行います。ただし、採血を任される職場もあるでしょう。
どの職場でも面接の際には、正直に「看護師として勤務した経験がない」ことを伝え、「なぜ今、看護師に戻りたいのか」自分の気持ちをしっかりと伝えてくださいね。そうした方が、印象がよくなり信頼してもらいやすくなります。
復職支援サービスで自信を取り戻して!

各都道府県には、看護師の人材確保のために設置されたナースセンターがあり、復職の相談や研修など復職支援サービスを行っています*2
採血や喀痰吸引などシミュレーターによる研修や、最新の医療現場の情報を元に、復職前の事前研修が無料で行われているナースセンターもあります。
都道府県ごとにサービスが異なるため、お近くのナースセンターで相談してください。復職支援サービスで、スキルへの不安を取り除けますよ。
給与は大丈夫? 30代看護師の給与
事務職から看護職へ変わる時、給与も確認しておきましょう。
厚生労働省「令和5年度賃金構造基本統計調査」によると、企業規模10人以上の職場に勤務する35歳から39歳の看護師の給与は以下の通りです。*3
- 毎月決まって支給する現金給与額 355,200円
- 年間賞与その他特別給与額 849,900円
平均37.4歳(勤続年数7.9年)の看護師の年収は、おおよそ510万円です。
35歳から初めて看護師の仕事を始める場合には、もう少し低い金額になると思われます。
学びを続ける日々は体力勝負

生活リズムが不規則で立ち仕事の看護師は、体力の必要な職業です。今まで定められた時間で座り仕事だった事務職とは、必要な体力が大きく異なります。
しかも、患者さんの命を預かる緊張を伴う仕事です。医療技術も日々進化しており、働いている限り学びを続けなければなりません。
看護師の仕事に慣れるまでは困難な日々が続くでしょう。復職への一番の壁は、体力面や心理面の変化に適応できるかどうかかもしれません。
スキマバイトから始める復職への道
高齢社会を迎え、働き手が不足している現代において、潜在看護師は貴重な戦力です。一度も医療現場を経験していないペーパーナースも、国家資格である看護師免許を取得している存在。復職への支援体制は、整っています。
スキルや体力面に不安を感じるなら、スキマバイトを使い現場感覚を身につけるのも一つの方法です。
看護師専用求人サイトの「クーラ(CURA)」では、病院や介護施設など短時間勤務ができる職場を豊富にご紹介しています。登録をしたら、自分の働きたい時間帯と場所を選びマッチング。ブランクがある方も安心して働けるように、各施設オリジナルの事前研修もご用意しています。
今なら無料登録でAmazonギフトがもらえる!登録はこちら
*1参考 厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就労医療関係者の概要)」
*2参考 公益社団法人日本看護協会「ナースセンターのご案内」