「東京で看護師として復職したいけど、うまくいかなかったらどうしよう……」と悩んでいませんか?大都会ゆえに職場や通勤、働き方の選択肢が多く、復職する前に迷ってしまう人もいます。

しかし、職場選びや働き方など事前のリサーチをしっかりとしておけば、満足度の高い復職につながります。

今回は、東京で復職したい看護師に向けて、失敗しないためのポイントをご紹介します。

東京で看護師として復職するメリット

せっかく看護師として復職するなら、東京で働いてみたいと思う人も少なくありません。東京で看護師として復職するメリットについてご紹介します。

最新の医療や看護を経験できる

東京で看護師として働く上で大きなメリットになるのが、最新の医療や看護を経験できることです。

とくに、東京の総合病院は地方の病院に比べて診療科が多く、専門性の高い治療や看護が行われています。「将来のキャリアアップにつなげたい」「専門性を身につけて仕事の幅を広げたい」と思っている人にはぴったりです。

職場の医師やスタッフに、有名な論文や著書を書いている人がいる場合も少なくありません。最新の看護が学べるとともに、意欲や知的好奇心が刺激される環境といえるでしょう。

職場の選択肢が増える

病院勤務以外に看護師の資格を活かせる職場が多いのも、東京で復職するメリットの一つです。東京にはさまざまな公的機関や企業が集まっており、看護師が求められているのは医療現場だけではありません。

たとえば、企業の健診センターや訪問看護スタッフなどがあげられます。勤務時間が決まっており残業や夜勤がないことから、子育てや家事に忙しい復職看護師に人気の職場です。

また、治験コーディネーターや相談スタッフなど、企業に属する働き方も東京でよくみられる働き方といえます。専門学校や大学の数も多いので、研究職や教員の求人も地方に比べて豊富です。

年収がアップする

東京で復職するメリットとして、看護師の給与水準の高さもあげられます。

厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査」(※1)によると、2022年の看護師の平均年収は508万1,300円でした。(「決まって支給する現金給付金額×12か月」に「年間賞与その他特別給付額」を合算して算出しています)

対して、東京で働く看護師の平均年収は約564万円となっており、全国平均と比べて約55万円以上高くなっていることがわかります。

東京での看護師復職に失敗する原因は?

看護師にとってメリットが多い東京での復職。しかし、東京での復職に失敗してしまう例もみられます。どのような原因があるのか詳しくみてみましょう。

事前のリサーチが不足している

看護師が東京での復職に失敗する原因の一つが、事前の情報収集不足です。地方に比べて多様な職場が集まる東京だからこそ、満足度の高い復職をするにはしっかりとリサーチをしておく必要があります。

たとえば「設備がキレイ」「福利厚生が整っている」などの理由で職場を決めてしまうケースも。職場の理念や雇用条件をしっかりと確認せずにいると、復職後に「こんなはずではなかった」と悩む原因になります。

自己分析ができていない

復職前にしっかりと自己分析ができていないケースも失敗する原因の一つです。自分が東京で本当にやりたいことがはっきりと固まっていないと、復職後に「なぜこの仕事をしているんだろう」とモチベーションの低下につながる恐れがあります。

たとえば「東京の有名病院でバリバリ働きたい!」などの理由だけでは、働くうちに目指すものがわからなくなってしまうことも。また、家事や子育てとの両立が難しく、挫折してしまう人もいます。

年収だけを重視する

先ほど紹介したように、東京で働く看護師の年収は、全国平均と比べて55万円ほど高くなっています。それゆえ、年収アップだけに魅力を感じ、職場を安易に決めてしまうケースもあるのです。

年収だけを重視したばかりに、復職に失敗する例として次のようなものがあげられます。

・ 給与面のよさに魅かれて復職したが、残業が多く激務に疲れ果ててしまった。

・ 年収アップの広告をみて応募したが、自分のやりたい看護とはまったく違っていた。

東京で復職する看護師が失敗しないためのポイント

では、東京で看護師として復職するときには、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。失敗しないためのポイントを5つご紹介します。

1.自己分析をしっかりとしておく

看護師として復職する前に「なぜ看護師として復職したいのか」「どんな働き方を求めているのか」について、じっくりと考えておきましょう。

「外で働きたいから」「お金がほしいから」など、復職の目的が曖昧だと長く続かないかもしれません。自己分析がスムーズにできれば、自然と働きたい職場がしぼられてくるでしょう。

自分が求める条件を整理しておくと、履歴書作成や面接にも役立つので早めに取り組むことをおすすめします。

2.職場の雇用条件や理念などの情報収集をする

職場の雇用条件や理念についてしっかりとリサーチしておきましょう。復職後のミスマッチを防ぎ、長く働くための重要な準備です。

情報収集をするときは、次のようなポイントを参考にしてください。

  • 求人票をみて疑問に思うことをメモしておく
  • 職場のホームページから理念や治療方針などをリサーチする
  • 求人票だけでなく実際の口コミをチェックする
  • 雇用条件が自分にあっているか確認する

東京には有名な病院やクリニック、企業が多く存在します。「大きい職場だから大丈夫だろう」などと安心するのではなく、事前の下調べをしっかりとすることがスムーズな復職につながりますよ。

東京の求人に強い転職サイトを利用する

東京で看護師として復職するなら、地域の求人に強い転職サイトを利用するのもおすすめです。東京の求人情報が豊富な転職サイトなら、条件にあう職場がみつかりやすくなります。

また、有名な病院だけでなくローカルな職場を紹介しているサイトもあるので、自分が本当にやってみたい医療や看護に出会う機会も増えるでしょう。

看護師専門の転職エージェントを利用する場合は、雇用条件などの疑問点を確認することもできます。

就職説明会や職場見学に参加する

応募したい職場がしぼられてきたら、説明会や職場見学に足を運んでみましょう。職場の雰囲気などを自分の目で確かめることで、復職後のミスマッチを減らすことができます。

職場見学をするときは、次のようなチェックポイントを活用してみてください。

  • 建物や部屋の雰囲気
  • スタッフ同士のコミュニケーションの様子
  • スタッフに挨拶や笑顔はあるか
  • 通勤時間や手段の確認

職場の選択肢が多い東京だからこそ、求人票だけの情報では迷ってしまうもの。スムーズな復職活動のためにも、事前の職場見学に時間をかけてみましょう。

短期バイトからはじめてみる

「東京では働く場所が多すぎて一カ所に決められない……」と悩んだときは、看護師の短期バイトで復職するのもおすすめです。

短期バイトとは、単発から数日、数カ月の期間の契約での働き方。近年、看護師の仕事にも積極的に取り入れられている雇用形態です。

短期バイトには次のようなメリットがあります。

  • さまざまな職場で経験を積める
  • 人間関係に巻き込まれにくい
  • ライフスタイルにあわせた柔軟な働き方ができる
  • 自分にあっているか「お試し」できる

東京は、看護師の短期バイト求人が豊富な地域です。土地のメリットを活かし、自分の可能性を広げる復職をしてみてはいかがでしょうか。

成功するポイントをおさえて、東京で看護師として復職しよう

病院やクリニックなど職場の選択肢が多い東京では、復職先に悩む看護師も多いでしょう。「失敗したらどうしよう」と、復職に消極的になってしまう人もいます。

しかし、事前の準備やリサーチをしっかりとすれば、自分にあった職場をみつけることは可能です。家事や子育てで忙しい人も、無理のないライフスタイルで働きながらキャリアアップへの一歩を踏み出せるかもしれません。

復職成功へのポイントをおさえて、東京で自分らしく看護師として働きましょう。

ぴったりの働き方を見つけるなら非公開看護求人のクーラ

「東京で看護師として復職したい!」と思っても、ひとりで求人を探すのは案外難しいもの。

どの人材登録会社がいいのか、インターネットでみつければいいのか、効率的な探し方がわからないまま悩んでいませんか?

非公開看護求人のクーラは、職歴や関心のある業務をもとに、あなたにぴったりのパートタイム求人をご紹介します。

次のような特徴があるので、興味がある方はぜひ試してみてくださいね。

多様なスタイルの看護求人

クーラは、家事育児のスキマ時間を活用できるパートタイム求人を掲載。2カ月程度からの仕事もあり、まずは短期間から復職したい人にぴったりです。

スマホで簡単にチェックできるので、忙しい毎日でも効率よく仕事を探せます。

在宅で受けられるオンライン研修

復職が決まったあとは、ご自宅からスマホで受講できるオンライン研修をご用意しています。業務ルールや基本的な技術の解説など、実際の現場にマッチした内容を学べる研修です。

それぞれの施設によるオリジナルの研修であることも安心材料のひとつ。あらかじめ自宅でじっくりと取り組んでおけば、ブランクがあってもスムーズに初日を迎えられますね。

スムーズな事務手続き

契約手続きから出退勤の管理まで、クーラ内で簡単にできるサービスです。復職したての慣れない日々でも、大切な連絡や手続きを忘れることなく業務に集中できます。

看護師として自分らしく復職するために。非公開看護求人クーラをぜひお試しください。

<参考文献>

(※1)賃金構造基本統計調査 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 5 職種(小分類)