「転職して新しい職場に馴染めるだろうか」「初日はどのように挨拶したらよいの?」と不安になっていませんか?
看護師が転職先でうまく働いていくために肝心なのが初日の挨拶。挨拶のポイントを知ってしっかりと準備しておけば、他のスタッフによい印象を与えられます。
今回は、看護師の転職初日に向けて準備しておくことや挨拶のポイントをご紹介します。
看護師の転職初日までに準備しておきたい5つのこと
看護師の転職初日に慌てないためには、事前の準備が大切です。次のような項目を参考にして、早めに準備を済ませておきましょう。
1. 持ち物の準備
転職初日に向けて各種の手続きに必要となる書類や、看護業務に必要な用具を準備しておきましょう。
<入職に関わる手続きに必要とされるもの>
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 個人番号(マイナンバー)がわかるもの
- 看護師免許
- 銀行口座がわかる通帳やカード
- 印鑑
- 健康診断書
- 雇用承諾書
- 身元保証書
- 前職の源泉徴収票
ほかにも、転職先から指定される場合もありますので、忘れずに確認しておきましょう。
<看護師の業務に用いるもの>
- ペンやメモ帳
- 聴診器
- はさみ
- ペンライト
- 時計
- 電卓(電卓付きタイマー)など
ブランクから復職する場合、電池やライトが切れていたり、はさみが錆びていたりすることも。用具が安全・清潔に使えるのか事前に確認しておきましょう。
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2. 通勤経路や出発時間を確認
転職初日に慌てたり遅刻したりすることがないように、通勤ルートと出発時間をしっかりと確認しましょう。できれば一度足を運んで自宅から病院までのルートを確かめておくと安心です。
時間厳守で出勤するのが基本ですが、万が一電車の遅延などにより遅刻しそうな場合は早めに職場へ連絡しましょう。
3. 身だしなみのチェック
第一印象はまず外見から決まるといわれています。転職初日の服装や身だしなみは、とくに気を配りましょう。
転職初日はスーツの他、ジャケットにワイシャツ、スカートやスラックスなどのオフィスカジュアルな服装で出勤するのが望ましいです。あとで白衣に着替える場合でも、出退勤の際にまわりから見られていることを忘れないようにしましょう。
メイクや髪型などは派手すぎないように気をつけ、清潔感を意識することが大切です。
4. 職場で必要とされる看護知識・技術の復習
配属される診療科がわかっていれば、その分野の看護知識・技術を復習しておきましょう。ブランクのある看護師は、基本的なことも理解が曖昧になっている可能性がありますので、基礎から復習することをおすすめします。
本やオンラインセミナーなどを用いてしっかりと学習しておくと、始業後に自信をもって患者さんへ対応できます。
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5. 自己紹介の用意
転職初日は、ほとんどの場合で自己紹介を求められます。しかし、新しい環境に緊張してしまい、挨拶や自己紹介の際に頭が真っ白になってしまうことも。当日スムーズに話せるように、挨拶の内容をあらかじめ決めて練習しておくとよいでしょう。
転職初日がカギ!印象をよくする挨拶の5つのポイント
転職初日の挨拶は、これから一緒に働くスタッフに自分を知ってもらえる機会です。挨拶のポイントをおさえて好印象を与えられるようにしましょう。
1. 笑顔で明るく挨拶しよう
初対面ではどうしても緊張しがちですが、笑顔を見せることが大切です。挨拶の内容以上に、表情や態度などによって第一印象が決まります。
緊張して表情が硬くなると、まわりの看護師に「内向的な人なのかな」「話しにくいな」と思われてしまうかもしれません。謙虚な姿勢を忘れずに、笑顔で明るく振る舞うことを意識しましょう。
2. ハキハキとした声のトーンを意識しよう
声のトーンや大きさ、話し方も第一印象に関わります。緊張のあまり声が小さくなってしまったり早口になってしまったりすることもありますが、自信がないような印象を与えてしまうかもしれません。
挨拶するときは、ハキハキと普段よりも少し高めの声色で話すようにすると好印象になります。
3. 自分から積極的に挨拶しよう
まわりのスタッフと良好な関係を築いていくためには挨拶が欠かせません。自分から積極的に挨拶することで、相手の警戒心がとけ、コミュニケーションがとりやすくなります。
職場によっては看護師の人数が多く、入職してから数日後にはじめて顔をあわせることも。個別に対面する場合も、自分からしっかりと挨拶しましょう。
4. 1分以内で簡潔にまとまった挨拶を心がけよう
転職初日の挨拶が流すぎると、話にまとまりがなくなり、聞いている側にうまくポイントが伝わりません。
看護師は業務で忙しいことが多いので、転職初日の挨拶は1分以内で簡潔にまとめることが大切です。たとえば、次のようなポイントに絞って話すとよいでしょう。
- 名前
- 勤務経験
- 仕事への意気込み
趣味や出身地といったプライベートの話題は、長々と話すと興味をもってもらえない可能性も。はじめの挨拶ですので、あくまでシンプルに伝えることを意識しましょう。
5. ブランクは前向きな表現で伝えよう
ブランクについては素直に伝えて構いませんが、不安を表に出しすぎるのは望ましくありません。「これから頑張ります」という前向きなメッセージを伝えることが大切です。
また、ブランクの経緯や期間については転職初日の挨拶で伝える必要はありません。ブランクがある点を伝えたうえで努力している姿や仕事への意気込みにつなげれば、よい印象を残せるはずです。
【例文】ブランクから復帰する看護師の転職初日の挨拶
「〇〇〇〇と申します。これまで5年間〇〇病棟に勤めていましたが、その後はブランクがあります。わからないことも多く、皆様にご迷惑をおかけする場面もあるかと思いますが、前向きに一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします。」
看護師の転職初日の挨拶でよくある質問
看護師の転職初日はわからないことや戸惑ってしまうことも多いはず。多くの看護師が転職初日に感じる疑問についてお答えします。
菓子折りは持っていった方がいいの?
転職初日に菓子折りを用意する必要はありません。菓子折りや手土産はコミュニケーションのきっかけになるものの、スタッフの人数が把握できていないと、全員に行き渡らない可能性も。また、相手の好みを考慮する必要もあります。
菓子折りがないからといって印象が悪くなることはありませんので、基本的には持参しなくて構いません。
説明などでわからないことは素直に質問してもいいの?
転職初日は業務に関わるさまざまな説明を受けます。質問すると「中途看護師なのに、こんなことも知らないのか」と思われてしまうのではないかと不安を感じる人もいるでしょう。
しかし、疑問点をそのままにしておくと、後々ミスやインシデントにつながる恐れがあります。わからないことはその場で素直に質問して、疑問を解決しましょう。聞いたことはメモに残しておくと、後から見返すことができるのでおすすめです。
看護師の転職初日に向けてしっかりと準備を整えよう
看護師として新たなスタートをきる転職初日は、しっかりと挨拶することが重要です。誰しも不安を抱いたり緊張したりするものですが、落ち着いて対応するためにも事前の準備はとても大切です。
看護師としてスムーズに復職するためにも、万全に準備して転職初日にのぞみましょう。
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