扶養の壁スケジューラー v2(123/106/130/160万円・2025年対応)

扶養内 何時間」「106万円の壁 計算」「130万 超えない シミュレーター」対応。時給・累計・手当から各“壁”までの残り時間と、月別の安全配分を自動算出します。

入力

※2025年から、税の扶養ラインは123万円、配偶者特別控除の満額ラインは160万円に。課税最低ラインも見直し(本人の非課税目安160万円)。

106万円(社保) 判定補助

※一般に週20時間以上かつ月8.8万円以上等で、51人以上の事業所では社保加入対象になり得ます(条件は簡略化)。
※将来的に8.8万円要件の撤廃が段階的に予定されています(地域の最賃状況を見て判断)。

結果(年内見込み)

123 万円系(税の扶養)

- 時間までOK
- h / 週 - h

106 万円(社保の目安)

- 時間までOK
- h / 週 - h

130 万円(被扶養の目安)

- 時間までOK
- h / 週 - h

160 万円(配偶者特別控除 満額上限)

- 時間までOK
- h / 週 - h
※「OK」は「その壁を超えずに今後働ける目安時間」。マイナスは超過の可能性
総上限h103/123h106h130h150/160h
制度メモ: 2025年から、税の扶養ラインは123万円、配偶者特別控除満額は160万円へ。本人の課税最低ラインも見直され、給与のみなら約160万円が非課税目安に(他控除なし想定)。
「106万円(社保)」は金額だけで決まる壁ではなく、週20h・所定内賃金8.8万円・企業規模等の条件で判定。2024年10月からは51人以上の事業所まで拡大済みです。
「130万円の壁」は被扶養認定の目安。人手不足等で一時的に超えた場合の取り扱いがあります。
免責:一般的な目安です。通勤費・複数事業所・所定外手当・健保組合判断等で結果は変わります。最終判断は所轄の年金事務所・健保/共済組合・税務署へ。

——採用担当者が押さえるべき勤務時間と年収ラインの活用法

採用競争が厳しくなる中、限られた人材プールの中から応募者を増やすには、候補者が抱える不安をどれだけ解消できるかが鍵になります。特に短時間勤務を希望する層にとって避けられないテーマが「扶養の壁」です。税制や社会保険の制度上、年収を一定額以下に抑えたい人は多く、安心して働ける目安を示すことができなければ、せっかくの応募が辞退につながってしまいます。

このページに設置された「扶養の壁スケジューラー」は、時給や年内の累計収入、見込みの手当を入力するだけで、103万、106万、130万、150万(2025年以降は123万、160万)の各ラインまであと何時間働けるかを計算できるツールです。さらに月ごとの安全な配分を表示できるため、面談の場で「この条件なら安心して続けられる」と候補者と合意することが可能になります。

採用現場で起きている見えない機会損失

扶養の壁を考慮しないまま採用を進めると、次のような問題が生じやすくなります。

  • 面談後に候補者が「収入が超えるかもしれない」と不安になり、内定を辞退する
  • 106万円の壁を単純に金額だけで説明し、週20時間や事業所規模といった条件を伝えきれず誤解を招く
  • シフト調整を誤り、年末にかけて予定以上に収入が積み上がり、勤務縮小や離職につながる

いずれも「数字で安心を示せなかった」ことが原因です。候補者は制度の細部を理解していなくても構いません。大切なのは採用担当者がその場で不安を取り除き、納得感を持たせられるかどうかです。

面談から定着まで活用できる

このスケジューラーは、採用プロセスのさまざまな場面で役立ちます。

  1. 初回面談
    候補者と画面を見ながら入力し、残り時間を一緒に確認することで「この条件なら続けられる」という安心をその場で得てもらえます。
  2. シフト設計
    月別の配分を提示することで「この月は多め、次の月は少なめ」という調整案が立てやすくなり、柔軟な提案が可能になります。
  3. 社会保険加入の誤解解消
    106万円の壁について、単に年収の話ではなく「51人以上の事業所」「週20時間」「月8.8万円」という条件をわかりやすく説明できます。
  4. 定着フォロー
    内定後に「年末に超えてしまうのでは」と不安になることを防ぎ、安心して勤務を続けてもらえる効果があります。

クーラで短時間シフトを採用に組み込む

ツールで候補者の不安を和らげることができても、実際に「短時間で試してみたい」という希望に応える場がなければ採用にはつながりません。そこで役立つのが、看護師専用のお試し勤務サービス「クーラ」です。

  • 1日から勤務を試せる求人が多く、まずは様子を見たい層に対応できる
  • 気に入った職場では継続勤務が可能で、ミスマッチを減らせる
  • 営業電話がなく、条件が明確に提示されるため候補者の安心感が高い

扶養内で働きたい層は、柔軟な勤務条件を求める一方で「安心できる入口」を必要としています。スケジューラーで不安を数字で可視化し、クーラで試せる場を提供する。この二段構えによって、応募数と定着率を同時に高められます。

次のアクション

採用がうまくいかない背景には、勤務時間や制度ではなく「不安」があります。扶養の壁をめぐる候補者の不安を、スケジューラーで数字に変え、安心感に変える。さらに短期・短時間勤務を可能にするクーラで受け皿を用意することで、採用プロセス全体の歩留まりが改善されます。

ぜひこのツールを面談に組み込み、候補者と同じ画面を見ながら話を進めてください。そして短時間勤務の求人は、クーラに掲載することで母集団を広げることができます。

クーラへの掲載や導入のご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
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